それが、世間一般で言う・・・

爽やかな目覚めの朝、一杯の珈琲から始まる我が家の一日。

と、快調に気分よく朝食の準備に取りかかり、夕べの残り物の入ったタッパーやらお皿をテーブルに並べ、あとは目玉焼きでも焼いて、トマトでもスライスしましょうか・・・。

「ご飯?パン?どっち??」

の私の問いかけに、その日の気分で主人から返事が返って来るパターン。

あっ、でも、私は朝には味噌汁をつくらないので…、そのへんはハハハハハってことで。

だって、毎朝、私はパン、お義母さんはパンか餅という感じですので

そんな、どこにでもあるような、ありふれた朝のひとコマなのですが、つい2,3日前まで、数か月間に渡り私達が悩まされていたことが。

オーブントースター(サーモスタット付)で焼く食パンにまったく焼き目がつかない事件!

昔なら、タイマーのセット時間を間違えてしまうと、パンが真っ黒けになったりしたものですが、今販売されているもののほとんどが、例の”サーモスタット機能付き”

庫内の温度が上昇し高温に達すると、電気が切れ、また庫内の温度が下がると自動で電気が付き、加熱がはじまるというもの。

安全のためなのでしょうが、この件について、皆様もひと言ふた事物申したくなった事は、ありませんか?

偶然にも、我が家と同じメーカー同じタイプのものを使っている友人がいて、やっぱり愚痴ってましたよ

「一度目は良いんだけれど、その後にすぐ使う時に、サーモが働いてしまって全然焦げ目がつかないと!」

そういうわけで、こんがりと良い具合にきつね色に焼けたトーストには、しばらくの間お目にかかれていませんでした。

毎日毎日、カッサカサの真っ白なトーストが運ばれてくるもので、さすがの主人も

「なんでこんなにいつも真っ白で焼けてないの??もう、いい加減新しいトースター買いなよ」

とこぼしていました。

ですが、私が

『仕方ないじゃん、サーモ機能が働いちゃうんだから!どこのメーカーのを買ってもたぶん一緒だよ』

と、頑張っていたのです。

よくよく考えると、あまりにも長きにわたってのことで、半ば感覚がマヒしていたような気がします。

だって、毎回一回目の使用から、焼き目無しの真っ白けっけのトーストなんて、やっぱり変でしたもん。

さすがの私も観念し、ホームセンターで手ごろな価格のトースターを購入し、あっ、もちろん”サーモスタット機能付き”のです。(笑)

翌日の朝、ドキドキしながら食パンを二枚並べて、タイマーオン!(2~3分)

驚くことに、直ぐにいい匂いがして来て(当たり前の事が当たり前でなかった我が家)、間もなくチ~~ンといい音色。

扉を開けると、しばらくぶりに見る良い具合のきつね色の焦げ目🦊に感動!

『見てみて!!ちゃんとこんがりと焼けてるよ~~~!」

と、急ぎ足で主人のところへ持っていくと、

「うわっ、ホントだ!」と主人。

『ねっ?すごいでしょ!!すごくない??』と私。

それはまるで、〔文明の力〕を知らない原子人のような2人・・・。

この感動を胸に、はしゃぎながら友人にこの話をすると、あっさりと

「じゃ、今まで使ってたやつ、ただ単に壊れてたって事じゃん」と氷のように冷たい返答。

『そういえば、最後のころは、使ってると、プラスチックが焦げたような変な臭いがしてたような気がする』

という私に、

「だから〜、そういうのを、世間一般では”壊れてる”っていうんだよ!」と一喝

……だそうです(泣)

しつこいようですが、トースターの中がガンガンに赤くなってるって本当にいい光景ですよね

何とチーズクロワッサンの、上にのっているチーズも溶けました(感激)

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