新年早々の苦行

お正月と言えば??

おせち料理・お雑煮・祝い酒・・・。

そうそう!忘れてはならない カニ!かに!蟹!

私は、どちらかと言えば い~~え 断然 ”カニ” よりも ”エビ” 派 です。

だって、食べるの簡単でしょ?おっと、こんなところにも横着ぶりが・・笑笑

我が家の場合は、ウチの息子を始めとして、甥っ子 姪っ子達が大のカニ好き!!

ここ数年、カニを楽しみにお正月に我が家に群がってくるのです。

というわけなので、叔母さん頑張って毎年年末には奮発してカニを取り寄せているわけです。

”足りなかったら可哀想だし・・、でも、結構お値段するな~~~” と試行錯誤しながら今年もポチッと注文。

やって来ました大晦日 待ちに待ったカニちゃんが届くはず・・・ウキウキ

そうそう、今年から友達も注文してみたいという事で、注文方法を伝授。

配達指定日を私より前にした友達が、注文したのが何と 9Lサイズを 2.7キロ!!

えっ?カニのサイズって5L以上あるの??

ちなみに私の注文したのは4Lサイズを5キロ、17肩分

ただし、友達はむくのが面倒らしく殻を半分むいてあるタイプを注文しました。

娘さんがカニ好きらしい でも、むいてあると割高な気がするけどな・・・。

前日に届いた友達から、連絡があって、私のカニが届いたら見せて欲しいとのこと。

何だか不服そうな感じだけど・・・やっぱり量的なことかな??

私のカニちゃん達もめでたく運ばれてきて『いらっしゃ~~~い』

そうだそうだ、友達にお披露目しないとねっ、きっと待ってるから。

連絡すると、ピューーーッと飛んできて、よく見るとその手には綺麗にカニの並べられたパックが。

どれどれと段ボールを開けると、びっしりとカニの肩が並べられている箱が 二箱。

「え~~~、いっぱ~~~い、いいな~~~~っ」「私も来年は、これにする~~~!」

『やっぱり、むいてあるから手間かかってて量少な目なんだよ』

と、やや自慢げに言い放ち、

『ハイ、おしまい』と容赦なく蓋をして バイバ〜イ

それより、みんないつ来るのかな~~、見たら喜ぶだろうな・・・

そのままクーラーボックスにいれて解凍に一日以上かかり、その日の夕飯の時に主人が

「カニ来てるんでしょ?早速食べて見よう!どんなもんだか」と

「ウン、みんなより一足お先にいただいちゃいましょ~~~』と私。

早速、食べやすい様に脚を切り、殻に包丁で切り込みを入れようと・・・・ん? ん???

少しの間固まって、その後、非常事態を察した私は、カニを手に持ち主人の元へ駆け寄り

『これって 生だよね~~~!!!』『グニョグニョしてるし』『赤くないもんね~~~~!』

「生だ・・・・・・・」と主人。

肩を落としてキッチンへ戻る私に 追い打ちをかけるように

『茹でちゃわないと、ダメになっちゃうよ!』

わかってますって!そんなこと・・・それにしても新年早々最悪…注文する際に“ボイル”か”生”かを

よく確認せずに注文した私が悪いんだけど・・・

それよりも早く茹でなきゃ!こんなことになるなら全部一気に解凍しなきゃ良かった。

直径50㎝ほどある大鍋で地味に湯を沸かし…お正月の夜の8時に何が楽しくて大量のカニを茹でなければ

ならないのか・・・・そうです!カニの大好きな子供達の口までこのカニ達を届けなきゃならない任務を

背負っているからです!腐らせる訳にはいきません。

ネットで検索すると、”茹で上がったら氷水で〆る”とあって・・・・

『え~~~、いいじゃん!ざるにあげるだけで、こんなに沢山の氷水作る容器うちに無いわい!』と再び文句。

キッチンでブツブツ独り言を言いながら ガチャガチャやってると、主人が寄ってきて 生の大量なカニを指差して

「うーー、こんなの菌が一杯ついていて、触ったらかゆくなって大変!」と大げさにジェスチャー

(主人は頑丈そうに見えて、意外にも生のエビ・カニを触ると痒くなる病)

『誰も手伝って欲しいなんて、頼んでませんから・・』 と一気に険悪ムード。何度も言いますが、やらかしたのは私です。

 

カニ加工工場の従業員のような作業をこなし、あっ、氷水は何とかクーラーボックスで作りました。

氷水で〆た後ザルに上げて、やったー!作業終了ーーー!

 

次の日、わが家族・訪れた義兄夫婦・甥っ子・更にはそのまた次の日、実家への新年の挨拶にカニを持参し、自分のやらかした事は棚に上げて、父親・兄・姉家族・・・‥とにかく カニを口にした全員に 例のカニの茹で上げがものすごーーーく大変だったというエピソードを披露し、恩着せがましく振舞った事は

言うまでもありません。

 

 

 

 

 

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