花の上京物語 その2
いよいよ上京当日。
お目当ての会食は18時からなので、電車の時間は16時過ぎ。
なので、お昼過ぎまでは通常業務です。
ですが、通常といえども、極力汗をかかないように用心しながら家事&仕事に励みます。
そして、お昼を食べ、14時過ぎ頃からは、なんだかソワソワソワソワ・・・。
仕事に身が入らないまま、お着替えの時間。
昨日、ピックアップした服に着替え、長・短悩んだネックレスはこの際だから二重掛け(笑)
こうして、当日慌てないように入念に準備しても結局ドタバタしてしまうのは、何故だう・・・。
事務所に『じゃ、お願いします。行ってきま~~す』
と、声をかけ、
「美味しいもの、沢山食べといで~~」
との声援を受け(笑)、いざ、駅に向かいます。
あっ、書き忘れてましたけど、比較的主人は短時間でチャチャッと準備を終える才能あります。
簡単にみどりの窓口で切符を購入しようと列に並ぶも、3人くらい前の男性がなかなか終わらずに、刻々と電車の時間が迫ります。
しびれを切らして、今度は、購入機で買おうとするも、特急券購入の操作が何度やっても同じ所まで来ると、先に進めなくて、結局は乗車券のみ購入し、とりあえず乗り込むことにしました。
後で調べたら、特急券購入を指定した電車の時間が数分違っていたためでした。それじゃ、そもそも買えるわけない(泣)
一時間足らずで、やって来ましたよ花の東京駅。
そして、周りにそびえ建つのは、丸の内の高~~~いビル。
もしも、今と違った人生を歩んでいたならば、私も、このオフィスビルの何処かで、がむしゃらに(いつも、口だけ 笑)、オフィスレディしていたのかと・・・。
早くも、靴ずれの兆しがある、かかとを気にしながら、サササッと日陰を捜しながら歩き、お目当てのビルを目指します。
10分ほど歩いて、無事に到着しました。
ビルの中に入った感想は、『うわっ、立派…』
先方の会社の方に案内されて、会食の部屋へ・・・『う〜ん、程よい照明が雰囲気良い・・・』
それからは、お品書き通りにお洒落でお上品なお料理が次々と運ばれてきて、珍しさと美味しさで、ついつい大きな口で直ぐにペロリと平らげて(笑)
やっぱり、”いくら装ってもついつい育ちが出ててしまう”ってこういう事?と痛感。
会食を交えた談笑が数時間続き、楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
お開きの後、ホテルのドアを出ると、スーーーッとタクシーが横付けされました。
「すごい雨なので、家までタクシーで帰って下さい」と、手配して下さったのです。
『え〜〜っ、私達が乗るんですか?』
と、驚いてるまもなく、タクシーに乗り込み、結局、東京駅迄ではなく、自宅の最寄駅までのタクシー乗車となりました。
はっきり言って、私達夫婦は、そんな身分ではなくて、電車の特急券を買うだけでも、日頃は贅沢だと感じているのに…。
花の上京物語は、ちょっぴりセレブな非日常を味わえた1日となりました。
『おそらく、あんなに長時間タクシーに乗るなんて、この先の人生でも無いだろうなぁ。』
と、感慨深く言っている私ですが、いつの間にか睡魔に襲われ、爆睡してしまった事は言うまでもありません。笑笑