迷惑な押しかけ?
『どうですか??!素敵でしょ~~~?』
↓↓
「ハイハイ、この前も見ましたよ??」
「例の、笠間の”陶炎祭”(ひまつり)とやらで買ってきた陶器でしょ?」
な~~~んて、言ってる皆さん!そんなこと言ってると、指で”チッ チッ チッ” てしちゃいますよ!!
この可愛らしいお皿達は、先日、新たに買ってきたものなのです。
私のお気に入りの陶芸家さんで、昨年は陶炎祭の当日に会場で買ったのですが、今年は、その方のテントには一度行き、目をつけていたものはいくつかあったものの、時間がなくて戻って買って来られなかったのです。
家に帰ってきて、今年買ってきた物をテーブルに広げて、手に取ってはまた置き、手にとってはまた戻し…を繰り返しているうちに、ふつふつと未練が湧き上がってきて・・・。
はままた、毎朝、去年買ってきたその方の作品のコーヒーカップや湯飲みを使うたびに、さっさと戻って買わなかったという後悔が大きくなっていき、日々気持ちはどんより。
そんな日々が、かれこれ2、3日続いていたのですが、いきなりの急展開。
確か、確か・・・・と、テーブルシートに挟み込んでいる書類ををまさぐると、
『あっ、やっぱりあった~~~!!』と小さなメモ用紙発見
去年、その方から買った際に、カップと一緒に袋に入っていたもの。
これさえあれば・・・ヒヒヒヒッ。
名前はもちろん、住所も書いてあるので・・これなら行けるじゃん!!ってね
それが、なんと我が家から一時間とかからない、同じ市町村だなんてびっくり!
意外と近くにお住まいだったんですね (笑)(笑)
”そうと決まれば!!!“という事で、その週の日曜日にメモに書かれた住所を頼りに、主人と二人心弾ませ出掛けて行ったわけです。
急な傾斜の山道をどんどん どんどん登っていくあたり、さすが陶芸家さんの住処という感じ。
さらには、途中で、上から猛スピードで下って来た競技用自転車の若者と接触しそうになるなど、こちらも命がけ。
カーナビ通りに進んでいくも、
『こんなところに家なんてあるの?』
と、キョロキョロ見渡したその時、表札見ーーーっけ。からの、庭先で草木の手入れをするご婦人を発見。
即座に、お辞儀をして車から降りて、あれやこれやとここまでやって来たことの事情を説明。
ところが、帰ってきた返事が思いもよらず、愕然
「ここは自宅で、陶器の販売はしていないんです。せっかく来てくださったのに、ごめんなさいね〜」との事!
ガーーーーーン…この間、繋がれていたワンちゃんは、よそ者出現に容赦なく吠え続けてました。
でも、見れば縁側にダンボールの箱が沢山重なってて!“おぉ、あの箱の中には、まさしく私のお目当ての品が入っているはず“
その熱意?眼力?が伝わったのか、「せっかくですから中へどうぞ」と手招きして下さいました。
そして、ガサゴソと段ボールを一つ一つ開け始め、「気になったのってどんな感じの物でした?」と言って、お目当てのお皿を探そうとしてくれました。
ですが、電話もしないで、急に押し掛けて来た私達のために、なんて優しいの??)優しすぎるでしょ(泣 泣)
手際よくダンボール箱を次々と開けて中身を確認し、なんと、あの日からずっと探し求めていたお目当て品?と見られるお皿を見つけ出して下さいました。
それが、最初にお見せした写真というわけです。
代金を支払って、お礼を良い、登ってきた道とは別の安全な?帰り道を教えてもらって、お邪魔しました、さようなら~~~。
やっぱり、陶芸作家さんもあの陶器をつくるとあって、とっても素朴で温かみのある想像通りの方でした。
次回は、お新香を入れられるような、チョット丸みをおびた食器が欲しいかも へへへっ。
もちろん今度は、ちゃんと電話をしてから伺おうと思ってます。
「おいおい、懲りずにまた行くんかい!」ですよね?(笑)
そして、帰りにはしっかりと、お昼ご飯。
これからも、行くときにははこのコース確定だな。ふふふっ。