どっちの免許も…

つい2、3日前の金曜日のこと。

3時過ぎ頃に、お客様から、灯油の注文の電話。

「別に今日じゃなくても良いけど、明日土曜日で配達しないでしょ〜?」との事。

確か、“今日の分の配達は、夕方?夕方まで?にやります“とアルバイトさんが言ってたような気がしたので、

『はい、たぶん今日配達出来るかと思います』と電話を切りました。

うちの会社は、ガスの検針と灯油配達の専属のアルバイトさんがいるので、その後急いで配達依頼。

すると、その旨を急いで連絡するも

「もう、今日の分の配達は終わっちゃいましたよぉ〜。今、遠くまで来ちゃってるので、今日は無理かもです」

との事。

そうだよね…、今月は、雨降りやみぞれ混じりの天候不良の日が多い中、期間内に終わらせなきゃならないガス検針に忙しいのは十分わかってます。

よぉ〜し、ここは、あたしが人肌脱いで、明日配達するしか無いっしょ!!

あっ、これでも一応灯油配達に必要な免許待ってますし、“人肌脱ぐ“といっても今までも、ピンチヒッターとして、たまた〜に配達の経験はありますので、どうぞご安心を。

そうと決まれば、先ほど注文をくれたお客様へ急いで電話。

『〇〇さーん、アルバイトさん今日の配達終わっちゃったって言うから、明日、私が…』

と、そこまでいった途端、

「いーの!いーの!別に明日じゃなくても」

『でも、私が明日配達…』

「大丈夫!大丈夫!別に急いで無いんだから、ねっ?月曜で大丈夫よっ、大丈夫!」

と、まるで言葉を被せるようにおっしゃいました。

いつも、電話対応や集金とかちょこっとした届け物のイメージしか無い私が、灯油の配達をしようとしていることへの、気遣いなのか。

それとも、“配達なんてやったことなさそうだし、奥さんに頼んで大丈夫なのかな?“と言う不安からなのか(泣)

どっちにしで、情けない話には変わりません(泣)

思い返せば、ちょうど一年位前だったかな…。

その時も、ピンチヒッターで配達に行った時の事。

家から出て来たお客様であるおじさまが、

「あれ?今日はいつもの人じゃ無いんだ」と。

『そうなんです!今日はアルバイトさんがお休みなんで、私がピンチヒッターなんです』

と、和やかに話ししながら給油をし、伝票をお渡しして、

『ありがとうございましたぁ〜』と。

「気をつけて帰りなよぉ〜」

と、いざ駐車場から車を出そうとした時、ふと門扉の方を見ると、何故か心配そ〜ににこちらを見て佇み、待っているおじさん。

あれれ?おじさん、なんでそんなところに?

よく見ると、右手をパタパタやって、“オーライ

オーライ?“あっ、タンクローリーの誘導?

いやいや、少し狭いけど、大丈夫ですよ!コレくらいなら、車出せますけど…。

『おじさん、大丈夫ですよ〜。寒いんで中入って下さ〜い!』と。

すると、おじさん。

「いーから、いーから、見ててあげるから、ホラッ」

ですって 笑笑 右手をパタパタさせながら

はい、はい、そんなにも心配かけてるんですね?私の運転技術が…。

あれれっ?もしかして、門扉を削り取られちゃうとかって思ってます? ハハハッ。

それならばと、有り難く誘導して貰って、

『ありがとうございましたぁ〜』

と、ノロノロと車を走らせ(たぶん、こーゆーところが心配)その場を立ち去るも、サイドミラーを見ると、寒いのにまだおじさん立って見送りしてくれてるし(驚)

どんだけ心配かけたと思うと、反省 反省 猛反省

その後、アルバイトさんにその話をすると、当たり前ですが、一度もおじさんに見送り&誘導して貰ったことは無いらしいです。

あのぉ〜、こう見えて私、危険物の免許も、もちろん“運転免許“もちゃんと待ってますので(笑)

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