なんだかんだ言っても
先日、得意先の営業マンさんが持って来てくれた白い紙袋。
中を覗くと、キラッキラとしたピンクのクリスマスツリーの形の箱。
再度紙袋を見るとそこには例の高級なチョコレート専門店の文字が
ゴデ⚪︎バ
買い物中にお店の前を幾度か素通りしたことはあるというような、私の中では、”気楽に入ってポイポイお買い物”という位置づけではないのです。
直ぐにでも箱を開けたい気持ちをグッと抑え、ここは我慢我慢。
いくら図々しい私でも、営業マンさんとお友達関係でないことをしっかりと自覚しています。
昔からのあるあるで、お正月に子供やら姪っ子にお年玉をあげた際に、容赦なく貰ったその人の目の前で袋の中からお札を取り出し、数えるという大胆不敵なおお技(笑)
なので、頂いたお菓子の箱は夕飯の後、家族の目の前でOPENセレモニーしようと決めました。
お楽しみは、すこしだけ先延ばしにしておいたほうが、家事もスイスイこなせそうだしねっ。
ところが、今は携帯電話に”写メ送信機能”という非常に便利な機能がついているもんだから、先に仕事を終えて帰社するや否や、事務員がご丁寧に開封したチョコの写真をラインで送ってくれちゃいました(笑)
おそらく彼女も、開けた瞬間に興奮して、早速送ってくれたのでしょうね。
そんな我が家も、結局夕食後まで待ちきれずに、帰宅したのちに、娘夫婦と主人と共に、いよいよ箱OPEN!
『わぁ、スゴ~~い、かわいい~~~!』というのが自然に出た感想。
こんな小さな体で(一言余計)、こんなにも人々のテンションを上げることが出来るなんて、チョコレート一粒一粒に対して、尊敬でしかないですね。
それからは、入っていた説明書きとチョコを見比べながら、数日かけてチビリチビリと食べ進めていくのが我が家の恒例。
すっかり身についてしまっているからなのか、何も言わなくても、誰しもが一回に1~2個以上食べようとしないのが、何だか笑っちゃいますよね。
「次はまた明日」という暗黙の了解的な感じの。
と、ここまで書いてきた限りではごくごく一般的な話なのですが、実を言うと、この営業マンさんが持って来てくれたお菓子というのが、”お詫びの品”的なものだったのです。
なんでも聞くところによると、「先日の研修会で、ちょっとした手違いから皆様に迷惑をかけてしまったためのお詫びの品」なんだそうです。
ふぅ~~ん、ふむふむ・・・。
『あの~~、率直に一言だけ言わせて頂いてもいいですか??』
『当日は確かに”えっ?”と思う事は何度かありましたが、一日中とても楽しかったですし、気分的にも、とてもリフレッシュさせていただきました。
私の場合ですと、一日という短いスケジュールでしたが、毎年の事ながら、日常において自分達で計画しては、到底行けないような場所に連れって行ってくれましたし、前日の夜は洋服や靴選びにワクワクしせてもらったりと、非日常を味わう事も出来ました。
なので、お詫びにチョコレートだなんて・・・。そりゃあ、あんなに高価なチョコレートを貰ったら、嬉しいですよ!嬉しくないわけはないんですよ。
ですが、さんざん楽しませてもらった挙句にお詫びだなんて・・・なんだかね~~。』
という思いです。
と、ずらずらと、思いが一言に収まらず書いてしまいましたが・・・・これが率直な気持ちです。
こうしてかなり遠慮深げな気持ちを書かせて頂いたのですが…。
なんだかんだ言っても、頂いたチョコレートは、しっかりと家族みんなで一人1日一粒づつ(厳守)美味しくいただき、この通り(笑)
ご馳走様でした。