童心に帰るも、思わぬ事実

先日、お客様宅に伺った際に、道端で懐かしい草花を見つけ、ふと足を止めました。

別段、開けた都会に住んでいるわけでもないのですが、ここ十数年目にすることもなく、見つけた瞬間ふと懐かしさかこみ上げて来たのです。

皆様もこの草花見かけた事ありませんか?【ヨウシュヤマゴボウ】

思い起こせば、ずいぶんとさかのぼりますが、私が、小学校時代に、通学路の途中にちょっとした林のようなところがあり、夏になると、がさヤブの所に、わんさかと生い茂っていました。

あっ、私の生まれ育った所は今でこそ”市”になりましたが、当時は”村”で正真正銘のド田舎でした 笑笑

それを、下校途中に道草をして両手一杯に家に持ち帰り、外の水道場でバケツに入れてぶどう酒まがいの”色水”を作るわけです。

それを、数本の透明な瓶に詰め、そこいら辺に並べてそのまま放置…。

その後、腐った色水の後片付けはおそらく母親がやってくれていたのでしょうね

また、私の当時の下校仲間は、学校と家の中間地点までは、女の子の友達も数人一緒でしたが、中間地点以降は男友達4~5人の中で女は私一人。

となると、下校途中の遊びの内容もガラッと変わります。

その辺に落ちている棒切れを拾うか、もしくは、がさヤブに入って行って折ってきて、道端の草むらをバシバシ叩くという全く意味のない行動 (笑)

ただ見ていればいいものを、もれなく参戦し・・・・、楽しかったなぁ~~。

あと、今思い返すとかなり残酷だったと思いますが、クモの巣からクモをつかまえて(確か、黒に黄色の模様だったような)、手足を掴みお尻から糸を抜き取り指に巻き付けるという、誰が考えたのか何とも異様な光景。

さすがにそれは見ていただけだったと思います。クモを素手で触るなんて無理!

今や、小学生までもが携帯をもち、動画視聴やゲームにいそしむ時代。

私達が幼少期に楽しいと思ってやっていた、こんな道草珍道中なんて、今の子供たちからしたら、大昔の映画か絵本の中だけでの話でしかないかも??ですよね、たぶん。

考えたら、車であちこち走っていても、がさヤブに入り込んでいる小学生の集団なんて見かけたこと無いなぁ~~。

あの頃は、今と違ってそうそう物騒な世の中でも無かったので、ほんの10分程度の帰り道を、一時間も二時間もかけて道草しながら悠々と帰ったりしたものですが、今それをやったとしたら、家族から”集団誘拐事件”として捜索願いが出されちゃいますよね。(笑)

あの男の子たちの当時の顔を思い出しながら、これを書いていますが、皆どうしているかな~~、元気にしているかな~~。皆、お父さんとか、中にはお孫さんなんかもいて、おじいちゃんになっている人もいるかも知れませんね。

※※※ 注意 注意 注意❕❕❕

紹介した写真の草花の正式な名前を確認しようと、ネットで検索したら名称は正しかったのですが、驚くべきことが判明しました。

何と、果実と根に有毒成分。食すると腹痛・嘔吐・下痢を引き起こし、最悪の場合は死に至るですって!!

えっっ?うそでしょ??私の思い出の草花が有毒成分を含んだ”とんだ厄介者”だったなんて(泣)

一気に淡い思い出が ガタガタと音を立てて崩れ落ちました(泣)(泣)

それと同時に、幼少期から食い意地のはっていたであろう私が、よく実を口にする事がなかったと感心。

最悪今頃 仏様になっていたかも・・・怖っ

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