楽ちん+自由 と引き換えに…
今年の初めより、コロナの影響で通う事が出来ずに、家にいた大学4年の息子が、来年の春から自分のやりたいことがあるそうで、それに向けての準備も兼ねて、先日東京へと行ってしまいました。
家にいる間は、家業のアルバイトとして、夜間工事現場を手伝ったりしていたので、
夕飯を食べて→現場仕事→明け方に帰宅→入浴→食事(かなり早めの朝食をとったり摂らなかったり)→入眠→昼食をとったり摂らなかったり→自由時間→夕飯→・・・
と、かなり不規則な生活を送ったりしておりました。
工事現場での仕事なので、洗濯物もわんさか出て 笑笑
でも、汚れがものすごい時には、けなげにも朝方帰って来て、まだ薄暗い中、外の水道でゴシゴシやって泥を落としたりしていたようです。(こういうところは我が子ながら感心 感心)
そして食事も、いつ何時“食べるんだか” ”食べないんだか”ハッキリわからない状態。
テーブルの上に食事を出しておくのが嫌な私にとっては、ちょっとしたストレス。
でも、そうかといって、冷蔵庫にしまってしまうとレンジでチンするのを面倒がって、空腹なのに食べずにそのままにしてしまいそうだし・・・・健康に悪い…う~~~ん。
と、またまたストレス。親の心子知らずとはよく言ったものです。
昼夜逆転の生活なので、午前中にガンガンと掃除機をかけるのも何だか気が引けてしまって。
そもそも、我が家のこのような状況だけにかかわらず、家族の生活スタイルがバラバラの場合には、少なからず家事担当者にとって、この様な事態が生じるかと存じます。
ですが・・・、息子がいなくなった今、ほぼ家族の生活スタイルは足並み揃った感じで、私の待ち望んでいた状況になったはずだったのですが・・・。
何なんでしょう~~!!この心にぽっかりと穴の開いた感じ。
その穴の中をヒューヒューと風が吹き抜けていく感じは。
洗濯物も少なくて楽ちん!食事の時間も仲良く一緒で洗い物も速やかに片付き、昼間のガンガン掃除機がけもオッケー
でもでも、私が待ち望んでいたのはこんなんじゃなーーーい!こんなんじゃ無かった…
昔、お客様のお宅にお邪魔していた際に、娘や息子から送り迎えの電話がジャンジャンかかってきた時、
『ちょっと待っててっ、まったくもぉ~~~!!』
と、憤る私に向かって
「そうやって、子供達にあてにされて、忙しくしているうちが花よ🌸🌺🌼 きっと、後になってあの時は良かったな~~と思う時が必ず来るわよ」
とおっしゃっていたように、本当にそうなっちゃった。
今の私は ”楽ちん+自由” を手に入れたかわりに
生活の張り合いを失った感じ?と、言うよりは単純に寂しい、寂しい、寂しい…
ちょっとイラっとしながらも、そこそこあてにされつつ、忙しくしていた時期が急に懐かしく思い返されて。
“失って初めて気付く“ってこんな感じ?
って大げさか(笑)
この思いを、子育て先輩の友人・知人に話した際に、なんでかな?なんでだろ、偶然にも同じ返答が…
『あぁ〜〜、それねぇ〜大丈夫 大丈夫、直ぐに慣れるから、良いよぉ〜!楽チンで』
「………。」
やっぱり、“母は強し!“ “おばさん強し?“だとつくづく実感。